「新しい生活様式」下での熱中症予防

2020.08.04

ほけせん便り 209号
保健管理センター
学校医 山内康宏
2020年8月4日

手机赌博官网_外围足球app-游戏平台感染症(COVID-19)の感染拡大が持続している状況で、感染防止の基本である「マスクの着用」「手洗い」「身体的距離の確保」を励行し「3密」を避ける様に配慮した「新しい生活様式」での日常生活が求められています。

今年もようやく梅雨が明け、これからの本格的な夏を迎えますが、新型コロナ感染症対策の「新しい生活様式」下での熱中症に対する対策も、より大切です。

1)マスクの着用:屋外では、周囲の状況を確認しながら、マスクを外しましょう。
  マスクを着用していると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇する等、身体に負担がかかることがあります。高温多湿の環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなる可能性がありますので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクを外すようにしましょう。
  マスクを着用する場合には、強い負荷のかかる作業や運動は避けて、こまめな水分補給を心がけましょう。

2)エアコンの使用:冷房時にも、換気を併用しながら、温度調整をしましょう。
  エアコン使用は、熱中症予防に有効です。ただし、エアコンは空気を循環させるだけで換気を行えていないことが多いので、感染対策に向けては、窓の開放等により、換気を行う必要があります。換気を行うと室温が高くなりがちなので、こまめな温度調整を心がけましょう。

3)暑さを避ける:体調に異変を感じたら、速やかに涼しい場所に移動しましょう。
  外出時は、暑い日や時間帯を避け、涼しい服装で帽子や日傘を利用しながら、無理のない範囲で活動しましょう。体調に異変を感じたら、速やかに涼しい場所に移動し、また涼しい屋内への移動が難しい時は、外でも日陰を利用して、暑さを避けて、水分を補給することが、熱中症の予防に大切です。 

4)日頃の健康管理:無理のない範囲で、体づくりと健康管理をしましょう。
  体が暑さになれる様(暑熱順化)に、適度に運動を心がけ、水分補給を行いながら、無理をしない程度に、体作りを行いましょう。「無理をしない程度」の目安としては、「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる程度の運動を毎日30分程度行うことが推奨されています。水分補給も忘れないで下さい。
  また、毎朝など定時で体温測定と健康チェックを行い、日ごろからの体調管理をしましょう。

参考HP:

1.「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html

2.『「新しい生活様式」の実践例』厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html

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