手机赌博官网_外围足球app-游戏平台感染症の第二波に向けたこれからの行動

2020.06.24

ほけせん便り 208号
保健管理センター
学校医 山内康宏
2020年6月23日

手机赌博官网_外围足球app-游戏平台感染症(COVID-19)は、依然として世界的に感染者数が連日増え続け感染拡大が持続している状況ですが、日本においてはその第一波の流行を乗り越え、新規感染者数の増加も安定し医療体制も整備されてきている状況です。しかしながら、これからの行動規制の緩和や国際交流の復旧に伴い第二波の到来も予測されていますので、その制圧に向け、引き続き我々が感染予防対策を継続していくことは極めて重要と言われています。

これまでにCOVID-19の感染様式として飛沫感染?接触感染が指摘されてきましたが、今回これに加え、唾液中にウイルスが高濃度に排泄されることと、会話や発声時に排出される小さな飛沫(マイクロ飛沫)が重要な感染経路であることが判明しました。このため、会話や発声時に唾液を含むマイクロ飛沫の発生を抑えるため、マスク着用の重要性が認識されました。

さらに、このマイクロ飛沫は長時間空気中に浮遊し得るため、換気の悪い条件下では同一空間に多量のマイクロ飛沫が浮遊し感染の危険性が高いことが指摘されています。このため“密集?密接?密閉”の「3密」というリスク因子を避け、さらにこれらの重複状態を避けることの重要性も認識されました。

加えて、COVID-19の感染性は、発症の数日前つまり症状がない?本人が自覚しない段階から感染力があること、また症状が全くない無症候性感染者も存在することが判明し、本人が気づかないうちに他人に感染を広げてしまう可能性があることも認識されました。

以上の様に、従来までと新たに判明した知見を取り入れ、我々個人が集団社会の中で、マスク着用によるマイクロ飛沫の拡散防止と「3密」を回避する行動の徹底化により、新型感染症であるCOVID-19の第一波を乗り越えることができたと考えられます。

従って、今後も引き続き、感染対策を意識下に置きながら、“新しい生活様式”を取り入れた日常生活を継続することが求められています。

個人の感染対策としては、今まで通り、手指衛生の励行、つまり基本は石けんと水道水(流水)による手洗いをまめに行い、手洗いが難しい時はアルコール消毒を行う等を励行します。人との間隔はできるだけ確保して行動し、会話をする際は可能な限り真正面を避けます。また、できるだけ手で顔を触れない様にします。

加えて、対面で会話をする際には症状が無くてもマスクを着用します。また咳エチケットを徹底します。更に、室内ではエアコン併用?温度調整し、こまめに換気(30分に1回程度)を行い、密集、密接、密閉を避けます。一人一人が毎朝体温を測定し健康チェックし、発熱や風邪症状がある場合は無理をしないで自宅で療養する様にします。

今後の第二波がいつ来るのか、世界的感染がいつまで続くかなどまだ不明ですが、少なくとも数年はCOVID-19と共存していくことを覚悟しておかなければならないと言われています。各人で可能な限り感染予防対策を取り入れて、持続可能な対策を行っていく必要性があります。

参考HP:

1. 『一般市民向け 第一波を乗り越えて、いま私たちに求められる理解と行動』日本環境感染学会:手机赌博官网_外围足球app-游戏平台感染症への対応について(2020年6月15日)
http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_rikai_20200615.pdf 

2. 『「新しい生活様式」の実践例』厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html

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