コミュニティ通訳研究ゼミ学生が、世界の赤ちゃんをテーマに府中市民と交流

2022.07.15

本学では、言語文化学部コミュニティ通訳研究ゼミの学生が「インターンシップ」の一環として、毎年さまざまなテーマで、府中市ならびに府中国際交流サロンとの協働で「交流会」を開催しています。三者の連携企画である交流会は、府中市に暮らす外国人を含む府中市民を主な対象としており、本学の学生との交流を通し、広く多文化共生について考える機会となっています。

今年度は「いっしょに祝おう!世界の赤ちゃん」というタイトルで、2022年7月8日(金)に交流会を開催しました。当日はまず、中国やモンゴル、サウジアラビア、ドイツなど、学生がそれぞれ日ごろ学んでいる専攻地域における赤ちゃんへの名前の付け方やお祝いの仕方について「やさしい日本語」を用いて紹介しました。今年度の交流会はオンライン(ZOOM)による開催となったため、その後はブレークアウトセッションを活用し、グループに分かれ、発表に関する感想や意見の交換を行いました。当日は学外からも多くの参加者があり、活発な交流会の場となりました。

秋学期には、春学期と同様、「子育て」をテーマとし、「外国人のための生活便利帳」の作成に取り組む予定となっています。

以下、参加した学生のコメントをご紹介します。


植草涼香さん(言語文化学部 インドネシア語3年)

「やさしい日本語」で発表することは想像以上に難しく、何度も話し合いを重ねて準備しました。長時間の発表でしたが、最後まで楽しんでもらうために、各自話し方なども工夫して発表しました。学生の中にはなかなかテーマに適した内容が見つからず苦労した人もいましたが、たくさんのお褒めの言葉をいただき、有意義な交流会にすることができたようで安心しています。いただいたご意見を今後の取り組みに反映していきたいと思います。

飯塚歩美さん(言語文化学部 ドイツ語3年)

約1か月間準備を行う中で、国によってはお祝いの文化自体があまりなかったり、複雑な内容をどう簡潔に「やさしい日本語」で伝えるかなど課題はたくさんありましたが、ゼミ生同士アドバイスをし合いながら話し合いを重ねました。いまだにコロナ禍は終わりが見えず、暗いニュースが多い昨今ですが、「世界の赤ちゃんのお祝い」をテーマに据えたこの交流会を通して、ご参加いただいた皆様に少しでもほんわかと温かい気持ちをお届けできていれば幸いです。

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