アフガニスタン留学生に対する支援措置を求める要望書を提出

2021.12.06

アフガニスタンには、国費留学生や独立行政法人国際協力機構(JICA)の復興事業の一環として日本の大学?大学院で学び、日本への退避を強く望む元留学生が1400人近く存在します。

こうした元留学生を救うため、元受入大学の教員らが中心となり、2021年10月2日(土)にオンライン?シンポジウムを開催しました(シンポジウムの詳細はこちら)。

シンポジウム後、共通の問題を抱える国内各大学の教員により、「アフガニスタン元留学生『教え子を救え』プロジェクト?ネットワーク」が形成されました。ネットワークでは、「日本退避を希望するアフガニスタン元留学生?留学予定者に対する迅速な支援措置を求める要望書」を作成するとともに、関係省庁への提出に向けた働きかけを行いました。同時に、要望書への賛同を募り、32の大学に所属する教職員ら116名と本学を含む2大学の賛同を得て、2021年11月、外務省、法務省、経済産業省、文部科学省およびJICAへの提出が実現しました。

2021年11月19日(金)には、本件に関するオンライン記者会見を実施しました。記者会見には、ネットワークの世話人である千葉大学の酒井啓子教授と、ネットワーク参加者である東京農工大学の船田良教授、本学の林佳世子学長、君塚総務企画部長(司会進行)が出席して、要望書の趣旨と経緯、関係する大学の事例説明を行いました。

ネットワークでは、今後も元受入大学の教員らと連携して情報共有を進めるとともに、アフガニスタン元留学生に対する支援に向けた活動を続けていく計画です。

記者会見の様子
文部科学省への要望書提出(2021年11月25日(木))の様子。左から小林万里子文部科学省大臣官房国際課長、林佳世子学長、酒井啓子教授
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