石澤徹准教授が2019年度日本語教育学会奨励賞を受賞

2021.05.06

石澤徹准教授(大学院国際日本学研究院、日本語教育学)が、2019年度日本語教育学会奨励賞を受賞しました。

本賞は、日本語教育に関して注目すべき業績?成果があり、将来の活躍が期待される日本教育学会の会員に贈られる賞です。

石澤准教授の受賞理由は、次のように記されています。


日本語教育学会HPより

2018年に共著『語彙ドン!』(くろしお出版)を出版,これはコーパス言語学の研究成果に基づく,大学や専門学校で講義を受ける,新聞やニュースを理解するための語彙力を身につける語彙学習教材で,どんな専門?分野でも役立つことばを日本語学術共通語彙の中から,1,200語を収録したという,使いやすい教材であるだけでなく,理論と実践を繋ぐという点でもその意義は深いと思われます。 

また,2017年には,「第1巻 ことばのまなび手を知る」,「第2巻 ことばのしくみを知る」,「第3巻 ことばの教え方を知る」,「第4巻 ことばのみかたを知る」の4巻からなる『日本語教育の道しるべ』シリーズ(凡人社)を監修し,出版していますが,これは,新たに日本語教育を志す者にとって参考になるシリーズであり,後進の育成という点でも意義は大きいと思われます。 

さらに,2017年より有志を募り「ことばとまなびでつながるなかまの会」として,「日本語教育の夏フェス」というイベントを開催しています。これは,現場の非常勤の実践者も,研究?実践の最前線を知るブラッシュアップのための企画であり,大勢の参加者を集めています。 また,さまざまな活動を通し,多様な機関の日本語教育関係者のネットワークづくりにおいても,非常に精力的に活動を続けています。

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