(学生)インド大使館でヒンディー語劇公演

2018.01.19

2018年1月10日(水)、本学ヒンディー語専攻の学生22名が、インド大使館においてヒンディー語劇『アングリマーラ』公演を実施しました。1月10日は、World Hindi Day(世界ヒンディー語の日)であり、本公演は、その日を祝して行われ、駐日インド大使スジャン?R?チノイ閣下をはじめ、溝上富夫大阪大学(旧大阪外国語大学)名誉教授の特別講演も開催されました。語劇終了後、多くのインドの方から演技に対するお褒めの言葉がありました。本公演は、演技や台詞、衣装の構成などリチャー?ミッシュル特任教授(世界言語社会教育センター、ヒンディー語)、白井恵子先生(ヒンディー語)らが指導しました。

守屋アンパトリスさん(言語文化学部ヒンディー語2年)

語劇は、自らが学ぶヒンディー語を実際に話す練習ができてとても良い機会になったと思います。外国語で演じるうえで、インド人らしい感情表現や雰囲気をつくることが難しかったです。私が演じたものは悪役で初めは恥じらいもありましたが、練習を重ねるごとに楽しさが増していきました。劇をつくりあげるなかでは、佐藤代表や那須監督はじめ、クラスメイトみんながそれぞれ出来ることを自主的に行なっていました。大道具や小道具、衣装の準備から通し練習まで何度も行ったことで本番では最高のパフォーマンスができ、大きな達成感を味わいました。
語劇で一段と同期の仲が深まった気がして嬉しく思っています。
頼れる仲間、お力添えをくださった先生方、そしてこの機会をくださった外語祭実行委員会の皆様に感謝しています。

那須亮太さん (監督、言語文化学部ヒンディー語2年)

2017年度のヒンディー語劇は外語祭本番、大使館公演共に成功を収めることができたと私は感じております。部活動やサークル活動、日々の勉強で忙しい生活を送っている我々にとって、語劇の練習は決して簡単なものではありませんでした。練習に人が集まる時の方が珍しいことで、ほとんどはその場にいるメンバーが共通している場面をただ繰り返すという練習が多かったです。その為に、多くの役者が登場するシーンには不安は残りました。しかし、外語祭本番では練習以上のパフォーマンスができたと感じています。これは、制約が多かった練習の中でも、集中して練習した成果だと言えます。続く大使館公演においても、非常に短い練習時間に加え、現場での大道具の制約など厳しい条件がありましたが、密度の濃い練習と仲間たちのアイデアで無事乗り切ることができました。

今回私たちは「アングリマーラ」と題された、ブッダにまつわる話を劇で演じました。罪無き人々を虐殺し続けるアングリマーラが、ブッダと出会うことで改心するストーリーです。昔話である故に、衣装や舞台設定を再現することは難しく、台詞の中の語彙には普段勉強している中では使わないようなものも多く含まれていました。より良い語劇にするために、専攻語の先生方から多くのことを教えていただきました。インドの服飾文化に関する書籍や、民俗音楽のCDをお借りしたり、練習では衣装の着付けを教えていただきました。私たちの語劇は、先生方の助け無しでは絶対に成功しなかったと思います。

私は監督?演出という役割で今回の語劇に関わらせていただきましたが、非常に多くの人々に助けてもらいながら無事に語劇を終えることができたと感じています。本当にありがとうございました。大変で何度もやめたくなりましたが、振り返れば良い経験だったと思います。


中央:駐日インド大使スジャン?R?チノイ閣下、中央左:溝上大阪大学(旧大阪外国語大学)名誉教授ら








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